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ジャングル 俳句大賞2026

たくさんのご応募ありがとうございました。見事入賞されました句を発表します。

最優秀賞(1名)

願書出すポストの口が深かった
岡菜都子

講評
入試や進学は将来を左右する一大イベント。願書の提出はその第一歩です。明確な季語ではありませんが、願書の提出は十二月頃から二月にかけてが多いでしょうから、冬の季感は十分に感じられます。手を入れたポストの口の思わぬ深さへの戦き。底の見えないポストへと、願書を手放す不安。心理的な冷たさとポストの金属質な冷たさが、十代の率直な言葉で印象づけられています。
夏井いつき

優秀賞(5名)

のど自慢のステージ裏や懐炉揉む
でんでん琴女

講評
晴れ舞台の裏側を覗くおかしみに思わずにやり。華やかなステージと、気忙しく駆け回る裏方の気配。その傍らに待機する作者が懐炉を揉むのは、寒さのためだけではないのでしょう。緊張と寒さに凝り固まる身体と心を自ら励まそうとする手つきが目に浮かびます。
夏井いつき

熊らしき足跡ありと鳴る無線
28あずきち

講評
2025年は熊出没のニュースが全国を騒がせた年でした。飛び込んできた無線通話がそのまま一句に仕上がっています。無線のざらついた音で告げられる率直な報告。有無を言わさぬリアリティが切羽詰まった現場の厳しさと熊への畏れを伝えます。
夏井いつき

倒れてる人を助けた良い夏だ
典の助

講評
口語があっけらかんと明るい一句。熱中症か、あるいは事故か。倒れてる人を見つけた一大事に助けの手を差し伸べられた事実が、胸を明るくします。「よい」と読めば少し誇らかに、「いい」と読めばより軽やかに、韻律の味わいが変わるのも楽しみのひとつ。
夏井いつき

しゃぼん玉人付き合いが上手くなる
大史華家

講評
作者は10代未満の小学生。「人付き合いが上手くなる」とは、抱きしめたくなるような可愛いらしさです。自分の成長に胸を張る気持ちと、きらきらが次々に生まれるしゃぼん玉はぴったりな取り合わせ。軽やかに飛び回りながら誰も傷つけない「しゃぼん玉」です。
夏井いつき

成田着霜降のストレッチャーへ
青居舞

講評
国際線が降り立つ成田空港。到着と同時にストレッチャーに迎えられるとは、いったい何があったのやら!? 秋も終りに近づいた「霜降」の頃、ストレッチャーに横たえられて眺める空はどんな色であったことでしょう。悲哀と忙しさの分量が絶妙な味わい。
夏井いつき

佳作(10名)

球春や中間低め管理職
橘高シャンプー
ボーナスの見積もり甘く茶漬けのむ
小西弘晃
生涯の最後の新車新樹光
石垣明彦
冬浅しレ・ミゼラブルの市民役
管楽器
初めての原稿料や八手咲く
伊藤映雪
きんめ煮て欠格期間満了日
男鹿中熊兎
山笑う胎動ずどんどごんぼごん
天宮ほたて
流星やああ物体と化したる兄
余田酒梨
冬温し保護費で購う鍋ひとつ
うさぎちゃん
卒業の日の食堂の広さかな
結雅

賞品


  • 最優秀賞(1名)
    松阪牛 カタログギフト(1万円分)

  • 優秀賞(5名)
    夏井いつき、家藤正人サイン入り
    楽しくないと俳句じゃないTシャツ(非売品カラー)

  • 佳作(10名)
    こだわりみかんジュース
    3種飲み比べセット

入賞された皆様おめでとうございます!
賞品は3月中旬以降順次発送させていただきます